ウィスラーという地名を聞いたことがある方は多いかもしれません。スキーリゾートとして有名なところです。
姉の友人に言わせるとブラッコムというところの方がウィスラーよりも良いとのことで誘われるままに行ってみました。
雪質は最高にふかふかしていて、腰まで埋もれながらも急斜面を滑って行きます。初めての海外でのスノーボードでしたが、国境を超えて伝わるものがあって便利だと思いました。
また、日本の様に危ないエリアには行けない様になっているということはなく、危ないかどうかも自己責任というこちらではよくある主義でした。
まずは板を買いにスノボーショップへ
まずは姉の友人とスノボーショップに行きました。そこで白い「gnu」というブランドの板を買いました。
そのショップのオリジナルのスノボーケースも合わせて買ったのですが、このケースの荷物を入れる部分がファスナーで外れるようになっていて、外れた部分はバックパックになるという2度美味しいカバンでした。
お店のいかつい人と板の硬さなんかのやりとりをして、僕がハーフパイプをやるといったら、とても驚いていました。
彼らと比べれば小柄なアジア人の僕はなんとなく何も手かがりのつかめない存在だったのかも知れません。
ブラッコムへ行く山道にはガードレールがなかった
姉の友人の母の車でブラッコムに行きました。ファイアーバードというコワオモテなマッスルカーです。後ろの席は窮屈でしたが、ワクワクしました。
バッテリーが弱っているのか、いつもエンジンがなかなかかからず、”Come on!"と繰り返し言っていることで、また英語の使い方を覚えました。
道中は山道で、滑ってしまったら崖の下に転落というような道でした、幅は広いので少し滑っても即アウトというわけではないですが、日本であればガードレールがあるであろう場所でも「危険には自分で注意してね」と突きつけられているように感じました。
僕は寒いのでバッチリ防寒していたのですが、運転してくれている彼は半袖姿だったので、かっこよくても僕には無理だな。と小さく外国を感じたものでした。
道中で道に迷った時に
道にまよっていたのかどうかは、地図を見ていない僕にはわかっていませんでしたが、どうやら迷っていた様です。
姉の友人は日の暮れた道中の民家に突然訪れて道を尋ねました。その時玄関口のデッキに出てきた主人は親切に、また大声で道を指差して教えてくれました。
そこは本当に感謝なのですが、僕が気になったのは彼が靴下のまま雪がまばらに残る外のデッキに出てきて普通にしていることでした。
本当に小さなことは気にしないというか、日本であれば、室内でもベットから床の上に立ち上がるだけでも、スリッパの上に着地することがあることを思うと、なかなか考えさせらる部分でした。
ロッジにつきました。
まず立ち寄ったのは、姉の知り合いの会社がもっているロッジです。立派な建物でジャグジーがありました。水着を着てジャグジーにみんなで入るというのが新鮮でした。
彼らの話は、話自体の内容よりも、話を展開する際に体を使って大きく説明して行くっていうのが印象的でした。
山に登って岩にくらいつくという話であれば、実際に手や膝などをあげたり下げたりして大げさに説明して行きます。
話はいまいちわからなかったけれども、見ているだけで楽しかったです。
あとで姉に聞いた話では、集まった人の中に、ニューヨークでリムジンの運転手をしていたという人がいたりして、珍しい話をしていたとのことでした。
日本と同じで、集まればそれぞれの立ち位置みたいなものができてきます。静かなタイプとかお笑いで切り込んで行くタイプとかそんな感じです。
言っていることはよくわからないんだけれど、冗談ばっかりいっている人がいたので話しかけました。
”Could you teach me some cool English?"
と聞いてみました。
いろいろ冗談を言ったあと、手を伸ばして
”Talk to the hand."
という言い方は古いけどね。と周りと一緒に笑っていました。