この記事では
英語が使えることで、世界がつながること
初老のワイナリーのオーナーとのやりとり
を紹介します。
英語ができると繋がれる
老後の設計を考えるときに、退屈な心持ちで過ごしたくないですよね。
僕は個性のある考えを持っている方のお話を聞くのが大好きなので、英語がとても役に立ちます。
海を越えた地域で培われた普通は、日本の常識とは全く違う土壌のものであったりして、刺激的です。
老後にもし、ゆっくり船旅に出るようなことがあったら、様々な国から来た、船旅できるような人たちと、それぞれの人生がどんなストーリーだったか、また現在興味のあることは何か、これから成し遂げようとしていることはどんなことなのか?
聞きたいことは山ほどあります。
そんな時に、英語が自分で話せること(相手の話を理解できること)で、ある意味どこでもドア的なものを手に入れたことになります。
どこでもドアは空間と空間をつなぐものだと思いますが、英語は思考と思考、土壌と土壌をつないで見せてくれます。
同じ地域で過ごしているバランスと、海を越えた地域で考えられている普通は根本が違っていてとても刺激的です。
国や場所を変えること自体は、それ自体に飽きてしまうところがあるのだけれど、外国人の行動や頭の中にはそれ以上のwonderful(すばらしいもの)があって、最高です。
何にまつわる話であっても、それぞれの人が捉えているメガネがあって、そこのところを汲み取ることができれば宝物は無尽蔵です。
どんな球をなげられても、対応できるように、こちらも膝をやわらかくして準備しておきたいと思います。
ホテルにいたワイナリーオーナーのイタリア人
車のイベントがあって、近くのホテルを訪れました。そこにいた初老のイタリア人がワインの商談をするためにホテルに来ていて、話始めました。
まずはそこに止まっていたMGミジェットの話をしました。サイズがいい、とか乗って楽しいとかそんなような話です。
その後、彼はスマホの中に入っている自分のコレクションを紹介し始めました。ざっと20台程度のコレクションを見せてくれるのですが、それらはいわゆるショーコンディションのレベルの車達で見応えがありました。
また、その写真が広場に1台停めて撮ってあるもので、同じ構図で何枚もありました。
ランチアについてはロイヤルカー(王族?、皇族?たちのための車)なんでしょ?
とか話ました。
ミッレミリアの話もしていたので、彼も出ているのかもしれません。
少しイタリア語を使ってみましたが、それはお気に召さなかったようです。返事はいつも英語でした。それはきっと、英語を話すということが、イタリア人の彼にとって誇れるものだからと解釈しました。
彼が所有するホテルの送迎に使う車をレストアしていて、その車の話の時が一番楽しそうでした。
そんな風に一番高価なものではなく、一番取り組みたいことに、最高の価値があるのだとおもいます。
経済的にどのようにでも組み立てられるゆとりを持つことができた時には。
彼の周りにも日々色々なことがあったり、過去にもいろいろなことに取り組んではこられたでしょうが、おそらく現在進行形であるという事柄がいつも興味をひいて、楽しめるものなのでしょう。
この日、彼と話せたことや感じたことは、英語ができることによって手に入れられた一つの宝物です。
老後もこんな風に、英語に限らず外国語を話せることで、言葉の先の伝えるべきことにフォーカスして教養や文化を吸収していきたいものです。
楽しい人と知り合った時に、その方とのバランスがちぐはぐにならないように。